ちばてつや賞の冊子とか、当時のネームとか

マンガについて

ふと、過去の事を振り返ってみようと思いました。

漫画家志望者時代

約7年間、漫画家志望者をしていました。

ビッグコミックスピリッツの月間賞と、ちばてつや賞、あとはMANGA OPENというモーニング誌の賞を受賞しました。

受賞すると冊子にして貰えます。

授賞式でちばてつや先生にお会いできました。光栄すぎる。

これは当時のネームです。

一作も通らず、掲載されませんでしたが、今となっては良い思い出です(*^-^*)

なんでこんなネームの山を、今写真撮れるのかというと…

引っ越すたびに、持ち歩いてきたからですw

結構な量なんですが、どうしても捨てれなくて、かといって見返す事も無く、家にあります。

なんか、見返すのが凄く恐いんですよね。

当時の自分の漫画のへたくそさを直視したくないんだと思います。多分。

過去の作品だいたい見れない。

漫画の専門学校

これは漫画の専門学校で制作したものです。

左のものは卒業制作で、漫画の専門学校で作成した今までの漫画を入れて、自分だけの作品集を作ろう!というものです。

手作り感が溢れていますよね~(*^-^*)

真ん中のものは、専門学校1年生で提出した漫画の課題で、優秀な作品が選ばれる選集があるんですが、それに選ばれたときのものです。

とても嬉しかったです。

同人活動

たくさん同人誌を出しました(*^-^*)

同人活動は、十代の頃は全然売れなくて、全く読んで貰えなくて苦しかったんですが、大人になって再開してからは沢山の方に読んで貰えて嬉しかったです。

「プロですか?」というお言葉を頂いた事もあり、照れ臭かったけど、嬉しかった!

担当さんとの7年間で、ネーム力が上がっていたからだと思われます。

漫画家志望者→挫折…の道を進んだ私の心を癒してくれて、漫画を描くことのリハビリをしてくれたのは同人活動だったのだな…と思います。

過去を認める事ができるようになってきた

私は今まで、過去と現在を分断したいと思っていて、過去の事を無かったことにしたかったです。

貧乏なアルバイト生活で、実家暮らしで、周りの視線も年々痛くなり、いつまで夢を追っているのかとうっすら馬鹿にされて、毎日ネームの事を考えているのに一作も通らず、最後には挫折したかっこ悪い自分を消し去りたかったです。

でも、最近やっと、当時の自分を認められるようになってきたかな…と思います。

こんなふうに写真を取れるのも、心理学を学んで、過去を認められるようになったからだと思います。

たくさん描いてきたんだね、と…。

漫画が好きなんだね、と…。

いいね!と…

過去の自分に言ってあげたいです。

マンガを描いて挫折した過去は、恥ずかしい事じゃなくて、むしろ誇るべき事なんだと、今やっと思えるのです。本当に長かったです。

過去のネームはまだ読めないけど、いつかまた向き合えたらいいなと思います(*^-^*)

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