マンガとハンドメイド、作家魂は共通だ!

オタク活動

ハンドメイド作家さんのためのコンサルタントの方のYouTubeを、最近よく作業用BGMにしています。

この方です。

やや辛口だけど、なんか癖になるんですよね。


ハンドメイダーさんっていうのは、自分で雑貨とかアクセサリーとか服とかを作る人の事で、最近めちゃくちゃ増えているんだそうです。

よくナントカマルシェとか、あるじゃないですか。横浜ハンドメイドマルシェとか。

絵を描く方ならデザフェスがお馴染みでしょうか。

インテックス大阪のコミックシティのアルトバリエなんかもハンドメイドのイベントですよね。

ぬいぐるみの服を作ったり…というのもありますね。

インターネットの店舗では、minneやCreemaが有名ですね。

ハンドメイダーさんはそのようなイベントに出て作品を販売したり、百貨店などに卸したり、ネットショップで販売したり…と、そんな活動をしているそうです。

今や、日本のハンドメイド作家さんの人口は約2000万人といわれているそうで、日本の人口の5.5人に一人が何らかのハンドメイドに携わっているという計算らしいです。

すごい人口ですよね!

で、ふと疑問に思ったんです。

「それだけライバルが多いハンドメイド界隈で、人気作家はどうやってブランディングしていくのだろう?」と…。

これって、占い師やマンガ描きとしてどうやって認知されていくか?というのとも根っこは同じ問題だよな、と思ったのです。

そんな興味から、ハイジさん(上記で紹介したユーチューバーさん)にたどり着き、聴き始めたという感じです。

で、ハイジさん曰く、ハンドメイドでしっかりブランディングしていける人は「この商品で勝負する!」というものを決めて、それを色展開などもしっかりして、作り込んで「どや!!」って感じで打ち出すのだそうです。最初から渾身の一作(シリーズ)を出すそうです。

実際問題、それが売れるかどうか、というのは売ってみないと分からない。

でも、「自分なりに、これで勝負するぞ!と決めてやるのが大事なんだ」…という事をおっしゃっていて、なるほどなぁと思いました。

これに対して、ブランディングのできないハンドメイド作家さんは、一つ作って反応が良かったら、別の色も作って…みたいな感じの作り方をする…という事も話されていました。

なるほどなぁと。それはそれで堅実感がありますが「この商品で勝負する!」というような気迫がないのかもしれませんよね。

そういう、商品に込められた熱意、みたいなものが結果的にその商品の価値を上げるって言うのは分かる気がしますよね。

最初から5色展開とかされてるほうが、インパクトがあるし「なんだなんだ?なんか凄い感じがするぞ!」ってなるっていうか。

単純に見てて楽しいなとも思うし。

考えてみれば当たり前の話だとは思うんですよ。

例えばこれがラーメン屋だとしても、店主が「こんなもんで良いやろ」と思って出したラーメン店が繁盛するとは思えないですもんね。

「俺が作った最強のラーメン!どや!」って感じで出されたラーメンの方が、人気店になる可能性秘めてる感じしますもんね。


ハイジさんのお話を聞いて、「この商品で勝負するぞ!」という感覚は、マンガを描く上で私も少し分かる気がしたんですよ。

マンガも、完成まで何か月もかかりますが、実際にそれが世の中に受け入れられるとは限りませんよね。

でも、一旦作者の方で「この作品で勝負するぞ!」という意気込みのもと、制作されていくものだよなぁ…と思ったのです。

というか、そのような意気込みが無いとそもそも、何か月も一つの作品に向き合えないんですよね。

漫画描く人って「多分ダメだろうけど、描いてみよう」っていう気持ちで描いている人いるんですかね?

私は以前「惑星に人生変えられた話」を描いたんですが、その時は、多分あまり受け入れられないだろうな~という感覚があったけど、どうしても描きたい気持ちがありました。

なぜか分からないけど、絶対に描きたい!という感覚です。

で、実際1か月間かけて、1日10時間作画をして描き上げたんですが、やっぱり反応としてはかなりしょっぱかったんです。

ショックでしたが、(やっぱりな…)という感覚もあって。

一か月かけて描いたものが見向きもされない、というのは悲しいんですが、妙な達観感もあり、これからどうしようかなーとかぼんやり考えたりもしてました

でも、そんな時ですね…一人熱烈な感想をくれる方がいたんです!!!

私はその方に、大いに励まされました。

そして「惑星を擬人化した漫画を描いてみたい!今回作ったキャラクターでもう一度マンガを描きたい!」って思えました。

それが今制作中の「惑星たちの狂騒曲」なんです。

あの時の感想が無かったら、今描いている作品(制作途中)は作られてなかったと思います。

だから、私は、あの時の「どうしても描きたい」っていう衝動に従って描いて良かったな、と思っています。

今描いている作品をお披露目するのが楽しみです。

やっと作画が終わったので、あとは最終調整をして、アップ用に画像を作ってあげたいと思います(*^-^*)

この作品を上げて、読者さんの反応はどうか分かりません。

でも、私はこの作品が好きだと感じています。

この作品で勝負したい!

っていうと、何か恥ずかしいですが、そういう気持ちで、大切に思いながら描きました。

たった一人でも、この作品を愛してくれる人が現れたら、私は幸せです!

いいね! 4