自己実現に向かって(トランジットの太陽がアセンダントと合)

アダルトチルドレン

本日1/19の朝の5時ごろ~、太陽が山羊座29度を通過し、1/20には水瓶座に入ります。

山羊座29度は私のアセンダントの度数なので、トランジットの太陽がアセンダントを通過するイベント、という事になります。

トランジット太陽のアセンダント通過は、1年に1度しかない重要なイベントです。

アセンダントとは、西洋占星術では「見た目の印象、生まれながらの性質、元々持っている素質、第一印象」というふうに言われています。また、インド占星術では「ラグナ」と呼ばれ最も重要視されています。

アセンダントとはその人のホロスコープの1ハウスの起点であり、私のイメージですが魂がそこに入った事で人生がスタートするという感じがします。

事実、ホロスコープは人の一生とも言われますから、この感覚はあながち間違っていないように思います。

アセンダント上をトランスサタニアンなどの影響力の大きな惑星が通過するときは、人生の変化の時とも言われます。


さて、そんなアセンダントの上を太陽が通過するときは、人生においてどんな時なのか?

というのを、私の実感を元に残しておきたいと思います。

太陽は「自己実現」の惑星であると言われます。

「自分は、この自分の人生においてどうなっていきたいのか?」というのを問うてくるような存在だと感じます。

占星術の世界でも、太陽は絶対的な存在であり、強烈なエネルギーを放っています。

太陽の光があるからこそ草木は実り、農作物は育ち、生き物も生きていけます。

太陽は生きる喜び「私はここで生きていくんだ!」という生命エネルギーのようなものの象徴だと思います。

また、古典占星術では太陽はとてもプライドが高く、近くに来る惑星を焼き尽くす(コンバスト)するため、太陽と合している惑星は力が失われたり弱くなる…と考えられていたそうです。

とまぁ。太陽というのはそんなふうな天体でして、これを読んだ方にも多少なりともイメージが伝わっていれば幸いです。

太陽には木星のような大らかさはなく、どちらかというと、もっと確立した自己を持っていて、絶対的で圧倒的な存在であるという事でしょう。獅子座の支配星らしく、王者の風格を持ち合わせている天体なのです。

そんな太陽が、1年に1度アセンダントに会いに来るわけですね。

うーん。

これは少し緊張感がありつつも、アセンダントとしても太陽のエネルギーや自信に満ちた態度、プライドを持つ姿勢に感化されて、改めて「これからの1年、私はこんなふうになっていきたいんだ!」という気持ちを新たにするような…

太陽とアセンダントのコンジャンクションは、そんなイベントなのではないでしょうか。


私は本日は何をして過ごしていたかというと、心理学の学校の「自己実現講座」の第一回の受講をしてきました。

自己実現!

これ、まさに太陽のテーマですよね。

こんなふうにタイミングがぴったり合うなんて、少しびっくりですよね。

自己実現講座の第一回の内容としては

この世に生まれた時の自分は、行動、態度、感情、考え方に制約を持たず、とてものびのび過ごしていたはずだけど、生きていく中で、それが周りの批評や評価によって歪められていって、のびのびした自分を出せなくなることが起こる。

だから、生まれた時のありのままの自分の力を取り戻していこうぜ!!

みたいな内容でした。凄く良かったです。

てか「この世に生まれた時の自分」って、まさにアセンダントですよね。

ホロスコープ的には、アセンダントの力を最大限に発揮する事は、自己実現に繋がっているんでしょう。

アセンダントに太陽が乗っかり、今なら近くで冥王星もコンジャンクションしていますから、不滅の再起パワーを送り込んでくれているような感じがします。

太陽と冥王星からは「何度でも立ち上がれ!本来の力を取り戻せ!なりたい自分になるために!」と叱咤激励されているような…そんな感覚がします。


自己実現講座を受けて、私が今まで周りの人から色んな批評や評価を受けてきて、それによって自分らしさを出せない時期が随分長く続いていたんだという事に気づきました。

特に、私の学生時代なんかは「みんなと同じじゃないやつは変!」みたいな同調圧力のような感じが強く「漫画を描いているのは根暗なオタクでダサいやつだ」みたいなレッテル張りもあったような気がします。

そんな中、孤独に漫画を描いていた根暗な学生時代だったのですよ(´・ω・`)

私を認めてくれたのはネット上のオタク仲間、文芸部や美術部の同じオタクの友達だけだったんです。

漫画を描くのは世間から認められない、恥ずかしい行為なんだとずいぶん長い間思いながら生きてきました。

好きな事を世間に認められてない感じが、すごくあったなと…。

だから大学に進学したら、どうせこの高校の延長のような感じだろうし、自分がダメになってしまう感じ(死の予感)があり、親の反対を振り切って漫画の専門学校に進んだんですね。

そこで初めて、漫画を描くことを大人に認められたんですよ。

漫画を愛する仲間達との日々…最高でした。

専門学校に行かせてくれた両親に感謝です。

でも、ここまでの過程でずいぶん価値観も歪んできてましたし、漫画を描く自分を、自分で認められないというのもまた、続いていました。

親の反対を押し切って漫画の道に進んだ先にあったのは、低収入のフリーターという道で、周りにも「実家暮らしの漫画家志望者のフリーター」といって、なんとなく下に見られてるような感じがあったりして。

劣等感半端がすごくありました。

自分には価値がない、底辺の人間なんだとずっと思いながら生きてました。

漫画賞を取っても、担当編集者さんがついても、その思いは変わらなくて、渾身の一作で掲載に至らなかったときに「もうだめだ」と思って筆を折ったんですよね。

その後漫画を描くのをやめて、世間に認められるような立派な人になりたくて、就職して仕事をがむしゃらに頑張りました。

仕事で出世して、収入を上げる事、社会的に認められるために何でもしようと思いました。

そうしないと自分には何もないと思っていたし、自分の劣等感をどうにかして払拭したかったんです。

で、10年頑張って出世したけど、できあがったのは上司の顔色を見てイエスマンになって体を壊すまで働き続けた自分らしさのカケラもない自分でした。

すぐに評価は落とされてしまうから、いつでも無理して、迎合していました。

無駄に高くなったプライドと、自信の無さと強烈な劣等感は変わらないまま、年だけ取りました。

自分の事、好きだって胸張って言えなかったです。

そんな私でしたが、会社に行けなくなった後、自分の事見つめ直そうと思って心理学を学び始めて、少しずつ心を覆ってた硬い殻が薄くなっていきました。

心理学の仲間や占いの仲間に認められる事で、人に認めて貰える場所があるって思えました。

クラスの方や先生方にも、とても良くして貰いました。

漫画描く事も、認めてくれる人がいました。

そうして少しずつ「私は私の事が好きだ、好きな事をして自分らしく生きていきたい」と思えるようになってきました。

思えば長い道のりでした。


今、私がこんな風に自分の事を素直に書けるのも、自己受容が進んできているからです。

書いて、否定や批判する人もいるだろうけど、いいねって言って応援してくれる人もいるよねって思えるから書けるんです。

私を否定や評価してくる人ばかりだった環境から、ただ認めてくれる人が沢山いる環境に変わった事で、私も私を出して良いんだと思えるようになってきたんです。

ありがたい事です。

また、今思い返せば、会社で頑張って働いてスキルを学ばせて貰ったり、それによって一定の評価を得られたり、私を認めてくれる人の存在もあった事で、仕事に対しての自信を持つ事ができました。

そう考えると、会社も悪い事だけじゃなく、沢山のものを私にくれたんですね。

こう思えるようになるまで長かったですが、会社への恨みや憎しみしかなかった2年前の自分とは、大きく変わった自分を感じています。


私はこれからの1年間は、より自分らしく、のびのびと、素直に、積極的に、色んなことにチャレンジしていきたいです。

今やっと、自分の人生が自分の手の中に戻ってきたような感じがしています。

まだ始まったばかりですが、未来への希望を感じています。

健全な自己主張と、プライドを持って、自分の足で歩いていこう!と…。

そしてきっと、そうなっていくでしょう。

トランジット太陽のアセンダントへの合、そして冥王星が、私に力をくれたのですから…。

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