今日は依頼されたデザインの仕事などをしてました。
バナーの制作とポスターの入稿データ作成。
デザイン楽しい~(*^-^*)
今年から少しずつフリーランスのお仕事の受注を始めていきたいので今準備中なんですが、バナー作成のメニューとか入れても良いかもしれない。
占い師でイベント出る方向けのメニュー作成とか、のぼりの作成とか。
名刺作成とか。
占い師さんと創作者さんに向けて、お仕事していきたいなぁと思ってます。
私自身も詳しい分野なので、お力になれる事も多いかなと思いましてね。
ネームの添削を今まで何度かさせて頂いた事があり、めちゃくちゃ楽しいので本音を言うと今後はそういうお仕事もしたいです。
私はプロ漫画家でもないですし、頼みたいという方がいらっしゃるか分かりませんが。
サービスとして用意しておいても良いのかもしれない。
ただ、過去同人仲間の方が依頼してくれて見させて貰った時は、ネームが完璧で直すところなかったんですよね。
そういう場合は難しいよね。
まぁ、そういう場合は良かったところお伝えして、返金すれば良いのかもしれない。
漫画って「ここ直すとめっちゃ良くなるな~」って思うものと「直すところ無いなぁ」というものにホント分かれますよね。
直すところがある方が良いですよねぇ。
絶対良くなるってのが見えてるわけなんで。
直すところがなくてネームは良いんだけど、本(同人誌含む)が売れない…とかの場合はそもそものテーマ選びとかの問題になってきますよね。あとは絵柄とか。
「もっとこうすれば漫画が良くなる」というアドバイスはできても「こうすれば漫画が売れるよ!」という回答ってないですよね。
そんなんあったら、編集者さんとかも皆やってますもんね~(´・ω・`)
一つ大事な事は、マーケティング観点でお話しすると、読者層をガッチリ決めちゃう方が良いっていうのはありますよね。今の時代は特に。
これが上記で言う「テーマ選び」ですが。
この層の人に読んで欲しい!っていう、多少ニッチでも良いから読者層を定めた方がファンが付きやすい感じはします。
ジャンプとかマガジンとかみたいな、いわゆる大衆向けの雑誌は別でしょうけど「ねこのきもち」とかは、猫好きの層にがっちり当てていってる雑誌ですし、そんなふうにターゲット層を絞った方が長く生き残っていける印象はあります。
今は漫画や娯楽が飽和状態なので、読者が「私のために描かれた作品だ!」と思えるような作品を選んでいく流れは来てると思うんですよ。
ユーチューバー界隈もそうなってきてますしね。
皆がより自分好みのものを探し、求めていく時代になってますよね。
ツイッターであれよあれよという間に人気になって単行本も出された松本千秋先生は「38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記」で人気出たという記憶があるんですよ。
そこから出版社からオファー来てトントン拍子に単行本も出されて…ドラマ化もして…と、凄いスピード感でしたよね。
松本千秋先生の場合は、ご本人も元銀座ホステスと、話題性があったのもメチャ強いですよね。
「38歳バツイチ独身女が~」は、よくラノベのタイトルで使われる、内容をタイトルにしちゃうという手法が使われていてそのあたりもキャッチーだなと思います。
これ元々は、内容が分からない小説はそもそも売れないため編み出されたタイトル付けの技法だと私は認識しているんですが、エッセイ系コミックでは今は殆どこれになってますよね。
まぁでも松本千秋先生の場合はちょっと珍しいパターン(実録エッセイ系)なので皆が真似できるかというと難しいんですが、マーケティングの肝が詰まっているようなケースなので部分部分で手法を取り入れる事はできそうですよね。
私は、テーマ決めの時点で興味引かせることができたら8割勝ちなんだと思ってまして。
松本先生の場合も「マッチングアプリ」ってもの自体が浸透してきて一般的になりつつある時期だったから、すごい波に乗れたというのはあると思うんです。
X見てると、パパ活~とか、頂き女子~とかをテーマにした作品もよく流れてくるんですが、これも頂き女子りりちゃんの逮捕とかトー横キッズの事件など社会問題があって、それがマンガ界隈に流れ込んできて…という流れがあったと思います。
パパ活とか、女性向け風俗、とかも未だによく流れてくるんですが、個人的所感としては少し食傷気味というか、またパパ活テーマか…という感じもします。
こないだXで流れてきた雑誌で何かの賞を取った作品のテーマもパパ活だったような…。
性を扱う作品は興味を惹きやすいので、見て貰いやすくなるとは思うんですが、パパ活とかは読んでてあんまり夢がないというか…、どうしても暗いテーマになりがちではあるよなーと思います。
そういえば、私が10代の時、ももち麗子先生の「いたみ」とか、いじめとか援助交際をテーマにした漫画がすごい売れてて話題になってたんですよ。
それまでは、いじめとかスクールカーストって、漫画の題材としてはアンタッチャブルなイメージがありましたが、その後すえのぶけいこ先生の「ライフ」とかも人気出て、ドラマ化もされましたよね。
1998年~2002年あたりにいじめをテーマにした作品は増えた印象があります。
学生時代におけるいじめって、めちゃくちゃ深刻な問題ですからね…。
多くの共感を呼んだのでしょう。
今でこそいじめがテーマとか、いじめられて復讐!というのは漫画のメジャーなテーマの一つになっているとは思いますが、当時は斬新でテーマ選びとしては多くの人が興味を持ったので人気が出た…という流れかなと思います。
「闇金ウシジマくん」とか、「ケーキの切れない非行少年たち」も読むんですけど、ウシジマくんは随分前からありますが、ケーキの~は元々医療少年院に勤務していた臨床心理士の先生の本が原作ですね。
コミックバンチのYouTubeで「ケーキの切れない非行少年たち」読むと、最近の闇バイト問題などの理解が深まるというか、何か色々考えさせられますよね。
境界知能や軽度知的障害というのも、創作の世界ではやはり今まで触れられてこなかった問題、触れてはいけない領域だったと思うんですが、ドラマ化したざくざくろ先生の「初恋、ざらり」など、人の目に触れるテーマとして世の中に出てきた感じがありますよね。
「初恋、ざらり」めっちゃめっちゃ良い漫画なんで、ドラマも良いんで、ぜひ多くの人に読んで欲しいです。名作すぎる…。
ほんと、テーマって大事なんですよね。
私が漫画家志望者だった時も「一言で説明できるマンガを描け」って漫画専門学校で教わりました。
でも、当時は漫画を描いても、それが全然できませんでした。
で、私の漫画のジャンルって一体何なの?と、自分でもよく分からなくなってました。
漫画家志望者系ユーチューバーの方を見ていても、同じような事を言っている方がいたので、おそらく漫画家志望者あるあるなんだと思います。
テーマ選びって難しいんですよねぇ。
やっぱ、ある程度ある分野に精通している必要があるし。
私は以前「同人活動記」というオリジナルエッセイ漫画を描いたことがありまして、これは「一言で説明できるマンガ」になると思います。
同人活動をしていた方が読んで、共感したり面白いなと思って欲しくて描きました。
これは今年また描きなおして、キンドル出版したいなと思ってます。
あと、今私が描いている「惑星たちの狂騒曲」は占星術をテーマにした作品で、惑星擬人化マンガ・占星術に興味がある人に読んで欲しい…という極狭ニッチ層を狙って描いているんですよ。
昔は読者に刺しにいく、というのが全く出来ていなかったので、ここ数年は少し意識しております。
多分やらないよりかは、やったほうがいいなと。
漫画を描くというのに、マーケティングの視点を入れるのは結構大事だなと思うんですよ。
インスタ漫画とかも、絵が雑だけどついつい読んじゃう感じの、実録系コミックってあると思うんですが(ヤバイ隣人…とか、不倫された体験記…みたいなやつ)、あれで月に数万円とかの収入を得ている方も多いと思うので、私は凄いなと思うんです。
漫画家志望者が、ターゲット層を決めずに、ただ賞に向けて描く作品はお金にならないんで…。
漫画家志望者の、ジャンプとかマガジン目指して頑張って描いている方からしたら、雑な絵のエッセイコミックって、言い方が少し良くないですけど「正統派のマンガじゃない」と思っている人も多いと思うんですよ。
でも、実際に収入になっているのは、その雑な絵のエッセイコミックだったりするわけじゃないですか。
そういう意味では、ちゃんとターゲットに求められるものを描いて収入を得るって、プロの仕事だよな…とも私は思うんですよね。
テーマ決めといえば真田つづる先生の「私のジャンルに神がいます(同人女の感情)」も、同人活動している女性たちを描く…というニッチだけどもキャッチーなテーマで、元々ツイッター連載でしたが、すぐに単行本化してましたよね。
テーマ選びがめちゃ良いと思うんですよ。
私も同人活動してたので、興味持って楽しく読んでましたし、単行本も買いました。
同人活動をテーマにした作品って「げんしけん」とかもそうだと思うんですが、大学のサークルのオタク活動っていうのがちょっと遠くて、ど真ん中に突き刺さる感じはなくて。
同じ同人活動でも「私のジャンルに神がいます(同人女の感情)」の方が私は感情移入して読めて、興味惹かれました。
ターゲット層をこだわり抜いて絞る、っていうのはかなり大事な気がしますよね。
結局のところ「自分の専門分野はこれだ」ってのを決める事が大事なんかなと思いますよね~。
とかいって、私のような無名の人間が、なんか色々と偉そうに語ってしまってお恥ずかしいです。
でも分析が好きなんで。こういう話もまたしたいです(*^-^*)