「何でマンガの事だけこんなうまくいくんだ?」増田こうすけ先生のホロスコープ

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ジャンプで連載されていた「ギャグマンガ日和」の作者、増田こうすけ先生が、ご自身のエッセイ漫画で、集英社のギャグマンガの賞「赤塚賞」に応募して1回目で賞を取ったから、何かの間違いでは…って思ってもう一度出したらまた受賞した…といった事を描かれていました。

その中の台詞で

「何でマンガの事だけ こんな うまくいくんだ?」

というものがあり、非常に印象に残りました。


日本で一番売れている漫画雑誌「ジャンプ」での連載漫画家になるっていうのは、ものすごい才能と共に、運も必要なんじゃないかと私は思うんですよね。

漫画が上手い人、才能がある人というのは実は結構いると思うのですが、そんな中でも成功する人と、成功せずに漫画を描くことを辞めていく人がいますよね。

私も漫画の専門学校に通っていたので、漫画が上手い人はまわりに沢山いました。

プロになって単行本を出した方もいましたし、雑誌掲載された人も何人も身近にいました。

みんな一様に光る何かを持っている訳ですが、ジャンプ作家で成功する人はどんなものを持っているのかなと気になりました。

そこで、増田こうすけ先生のホロスコープを読んでみる事にしました。

生年月日などはWikipediaから参照しました。

出生時間は不明なので12時で出しています。

そのためハウス、アセンダント、MCは考慮しません。

増田こうすけ先生のホロスコープ

海王星と、太陽の180度

印象的な配置としては、芸術の星である海王星と、太陽の180度です。

太陽ー海王星の180度というのは、夢想的で空想的、創造的な才能に優れていますが、手放しに良いアスペクトではなく、むしろかっちりとした規律や規範を守りながら社会の中生きるには難しい組み合わせだと思います。

なので、増田こうすけ先生が漫画家の道に進まれたのは最良の選択といえると思います。

海王星と太陽のアスペクトがある人は、ご自身の感性を生かす仕事をした方がのびのびと生きていけると思います。

余談ですが、漫画家になる人は、逆に他の事ができないというケースは良く聞きます。何でもできる人とか会社勤めができる人は、漫画家という過酷な道を選ぶより会社勤めをしたほうが100万倍楽だと思いますし。

漫画家はかなり才能特化型の職業だと思います。

海王星の掴みどころの無さは、増田こうすけ先生の作品の独特の空気感を見ていると納得します。感覚で描いているところも大きいのでしょう。

ふたご座の太陽と金星

ふたご座は風の星座で、客観性や頭の回転の速さ、知性などを司ります。

漫画を描くのも手先の器用さや知性が必要とされますね。

ふたご座の金星も、金星は美的センス、感性を司りますが、ギャグマンガ家さんの金星が双子座というのは非常に納得できる感じがするのです。

例えば金星が水星座(例えば魚座)なんかにあれば、もっとしっとりとした感情表現をする作家さんになるでしょう。

シュールなギャグマンガを描く作家さんが、金星ふたご座というのは、とても分かりますね。

1998年:第49回赤塚賞準入選時のホロスコープ

1998年の上期に

増田耕助「巨大合体鋼鉄戦士イカンダー」

で受賞されているようなので、1998年の6月でチャートを出してみました。

これは占星術の未来予測という技法で、天の惑星がその人の出生の惑星にどのような配置を取っているかで運勢を予測するというものです。


天王星ー太陽120度(トライン)

職業上あるいは一身上の飛躍的な進歩。支援者の獲得。

冥王星ー太陽180度(オポジション)

ビッグプロジェクト、ビッグビジネスとの関わり。権威や権力者との関わり。

土星ー太陽45度(セミスクエア)

責任ある立場につく。

火星ー太陽0度(コンジャンクション)

闘志が湧いてくる、新規事業

水星ー太陽0度(コンジャンクション)

文筆、描く事、表現する事、表現力が冴える

木星ー水星60度(セクスタイル)

ビジネスのチャンス、財運がある時


天王星、冥王星あたりが特に効いている感じがしますね!

特に賞の受賞というのは天王星的な出来事だなぁと思いますね~!

突発的な出来事というか。

星の導き、という言葉もありますが、私たちの運命は、宇宙の示すままに導かれているのかもしれませんねぇ。

占星術の教科書を見ていると、ハードアスペクトは悪い事が起こると書かれていたりするのですが、増田こうすけ先生のチャートを見るとハードアスペクト=悪いという訳ではないのが分かります。

他の星との兼ね合いなのでしょう。


手塚治虫先生や、青木雄二先生のホロスコープも読みたいなと思っています。

特に青木雄二先生は、1970年(25歳)の時にビッグコミックで漫画賞を取っていますが、その後連載などはできずにデザイン事務所を作って、そこが倒産した後に、45歳で「ナニワ金融道」(週刊モーニング)で大成功するという非常に興味深い遍歴を辿られています。

いわゆる遅咲きの漫画家さんですね。

手塚治虫先生も、虫プロダクションの倒産をご経験されていますしね。

水木しげる先生や、やなせたかし先生のホロスコープも読みたいですね。

漫画家さんやアーティストの方のホロスコープは今後もちょくちょく読んでいきたいと思います。

では~(*^-^*)

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