ありがたいことに、最近は色んな占い師さんと横のつながりが増えてきて、占いのオンラインコミュニティの運営もしたりとなかなか忙しく過ごしている。
占いイベントにも行っているし、占い師さんに占って貰った回数も今年に入って20回は下らないと思う。
いろんな占い師さんにお会いできたし、色んな種類の占術も知る事ができた。
そんな占い界隈にいて、少し思う事があるので、書いていきたいと思う。
人の心はガラス細工のよう
私は去年から心理カウンセラーになるための学校に通っていて、もう1年以上経った。
そうしているうちに、人の「心」というものの事が以前よりかは分かるようになった。
そして一番思ったのは
人の心というのは、非常に繊細にできている、という事である。
例えば心理カウンセリングでは、クライアントが言った事を、カウンセラーが繰り返したり、要約したりする「傾聴」という技法が使われる。
「傾聴」とは文字通り、相手の話に耳を傾けて聴くという行為だ。
クライアントは話したくない事は話さなくても良くて、カウンセラーは無理に聞き出すことは決してない。
そうして何度もカウンセリングの回数を重ねて、ゆっくりとカウンセラーと信頼関係を作っていって、やっとクライアントから核心に迫る話が出てくるのだ。
例えば、子供時代に親に育児放棄された経験のあるクライアントが、初回でまだ信頼関係のできていないカウンセラーに話す事は、あまり無いのではないだろうか。
私はそれは普通の事だと思う。
信頼関係のない人に、自分の傷口を見せる事はとても恐いからだ。
一定数存在する、失礼な占い師
占いには、悩みを持った人々が多く訪れる。
元気はつらつで、自分の人生に何の悩みも不満もない、という人はあまり占いには行かないだろう。
人に自分の悩みを相談するという事は、自分のとても弱くて傷ついた部分を見せる行為だ、と私は思う。
本当は自分の傷口なんか人に見せたくないだろうに、相談者はその傷を癒したくて占い師の元をわざわざ訪れるのだ。
占い師を信頼して、話してくれているのである。
殆どの占い師は、誠実に相談者さんの事を思って答えてくれる。
だが、ごくまれに、とても高圧的に威圧的に対応したり、恐れを増幅させるような怖がらせるようなことを言ったり、決めつけで話すような占い師もいるのである。
私も実際に言われたことがあるし、私の周りの占い好きの友人達も、そういう経験があると言っていた。
占いって、言われた方は実はずっと引きずっていたり、覚えていることが多い。
「あなたはどの会社で働いてもうまくいかないよ」と言われた方が、転職するたびにその占い師の言葉を思い出して苦しんでいる、と仰っているのを聞いたことがある。
可哀想すぎるし、こんなふうになってしまうと、もはや呪いのようだとも思ってしまう。
「占い」という言葉には、予言のような、神のお告げのような逃れられないもののようなイメージがある。
だからこそ占い師は、自信の発する言葉には責任を持たねばならないと思う。
目の前の相談者の人生を良い方に導くという思いを、心の底から持っていないといけないと思う。
占い師には3種類いる
占い師には、大きく分けて3種類のタイプがいると思う。
1つは、当たる事に固執する研究者タイプ。占術にこだわり、勉強熱心な人が多い。
2つは、相談者さんに寄り添う、カウンセラータイプ。占術にこだわりのない人が多い。アゲ鑑定という、良い事しか伝えない鑑定スタイルもこれに当たると思う。
3つめは、上記2つが融合されたバランスタイプ。占術の勉強や理解もしっかりしたうえで、ネガティブな結果も相手が納得できるように、前向きに伝えていける人。
占い師をするのであれば、絶対に3を目指していくべきだと私は思う。
私は今まで1の傾向が強かったのだけど、もっと目の前の人を見て、その人の人生を心から応援してあげられるような占い師になりたいよなぁと思うようになった。
自分のマインド次第で未来は変えられるからだ。
占いの悪い結果だけを伝えて突き放すような鑑定は言語道断である。
人格を磨こう
つまり、優れた占い師になるためには、人格を磨く必要があるのである。
人格の磨き方であるが、やはり人と関わっていく事で人は作られていくのだなぁと感じる。
色んな人の考え方を知る事は大事だ。
占い師自身が、しっかりと自分の人生哲学を持てた時はじめて、相談者を救う事ができるのではないだろうか。
そう考えると、私にはまだ遠い道のりのように感じるけれど。
すべての人に愛が降り注げばいいなと思う。
そういう気持ちで、続けてみよう。
私の尊敬するターラ先生が、素晴らしい動画を出されていたので貼っておきます(*’ω’*)
コメント欄にもなかなか辛い体験談が乗っておりますね~(;´・ω・)