<前回>
Nちゃんにタロットの楽しさを教えて貰った私は、早速自分でも始めてみる事にしました。
……が!
そこで1つの壁にぶち当たってしまうのです。
それは……
カードの意味をなかなか覚えられない!
という事です。
タロットカードは全部で78枚。
これの全部の意味を頭に入れないといけないのですが、かなり多い……。
また、タロットは正位置と逆位置で意味が変わってくるため、厳密には78×正逆の156パターンの意味を知っておく必要があります。
タロットの意味を覚えずに、絵柄から直感だけで読む方法もあることはありますが、私は性格的に「基礎から学びたい」というタイプなので、やはり教科書通り、カードの意味を覚えていく事にしました。
今思うと、購入した「天野喜孝タロット」は、全く初心者向けのタロットではありませんでした。

▲幸せをつかむ タロット 占い : 天野喜孝オリジナルカード78枚
「タロットデッキは、気に入ったものやピンときたものを使うのが一番読みやすい!」と言われるので、「天野喜孝タロット」を初心者さんが使用しても一向に問題は無いのですが、やはり絵柄は初心者向けの「ウエイト版」などに比べたら天野喜孝のカラーが強くなっていて読むのが難解だなぁというのが今の私の印象であります。
いきなり78枚覚えるのは大変なので、とりあえず私は「大アルカナ22枚」だけで占っていく事にしました。
教科書にも、初心者は22枚で占ってもOK!とされています。
大アルカナとは、タロットカードの主要なカード群で、深遠な意味や象徴を持つ22枚のカードで構成されています。
タロットデッキは78枚のカードからなり、そのうち大アルカナは人生の重要なテーマや出来事、スピリチュアルな教訓を表現しています。
まず22枚でやっていく、というやり方が私には合っていたようで、まず最初は自分の事を占って、カードの意味を本で確認する…という感じで少しずつカードの意味を覚えていきました。
いきなり78枚に挑戦していたら挫折していた可能性もあったと思います。
分からない事はその都度、Nちゃんに聞いて教えて貰っていました。
タロットを買うと付属の解説本が付いてくるのですが、その本は色んなメモ書きで埋まっていて…当時の自分の熱心さが伺えました!
また、Nちゃんという、非常に深い知識を持った存在が近くにいて、惜しみなく教えてくれていたというのは、私にとって何よりの幸運だったと思います。
タロットカードの大アルカナは、占星術とも密接に関係しており、例えば1番の「魔術師」のカードは占星術ではふたご座とその支配星の水星が対応します。

水星の持つ若々しく知的で頭の回転が速いイメージは、タロットの魔術師のイメージとぴったり合います。
そういった事も当時20歳のNちゃんに教えて貰ったのでした。
20歳にして物凄い知識量だなぁと、色々勉強を進めてきた今になってNちゃんの凄さを感じている今日この頃です(*´ω`*)
(Nちゃん、今も占い続けてるかなぁ)と考えたりもします。
占いの世界はとても狭いので、私もこうして占いを続けていたら、いつかプロ占い師になった彼女と再会できるんじゃないかなと思っています。
そして少しずつカードの意味を覚えた私でしたが、今度は更なる壁にぶち当たってしまうのです…。
<続く>
<番外編>
↓タロットの占い方について、軽く私の意見を書いてみました(*’ω’*) タロットマニアの方はどうぞ!
大アルカナのみで占うのはアリ?ナシ?
プロでも大アルカナのみで占う方はいらっしゃいますが、私はフルデッキ使用する派です。
タロット占いで出たカードの「10枚の内、何枚が大アルカナか?」といった事も私はリーディングの読み解き要素に使っているからです。
だいたい10枚中2~3枚大アルカナが出るのが通常の確率ですが、面白い事に10枚中大アルカナが0枚の時や、10枚中9枚大アルカナが出る、といったケースもあります。
主要なカードである大アルカナが沢山出ると、相談者さんにとってそもそも重要なテーマである…というのも見えてくるのです。
そんな訳で、私はフルデッキの方が個人的に読みやすいので、そうしています。
逆位置は採用する?
タロットカードの逆位置(リバースカード)とは、カードが通常の向きではなく逆向きに出たときのことを指します。
逆位置には、カードの意味が変化する、または通常の解釈が強調されたり弱められたりすることがあります。
逆位置の解釈はリーディングの状況や他のカードとの関連性によって異なることが多いです。
逆位置についてはプロでも「逆位置は採用しない」という方はいらっしゃいますから決まりはありません。
ここについては私は、藤森緑先生の考え方と同じです。
大アルカナを正位置だけで読むと、ポジティブなカードの方が圧倒的に多いので「良い結果ばかり」になりやすい。結果的に「占いが当たらない…」というふうになってしまう。
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占いの的中率を高めたいので、私は逆位置も採用するようにしています。
藤森緑先生のこの本は、リーディング実例が沢山載っていて、とても勉強になりました。良書です!!
