魚座(うお座)の神話には、愛と美の女神アフロディーテとその息子エロスにまつわる物語が関係しています。
彼らは、恐ろしい怪物テュポンから逃れる際に、二匹の魚に姿を変えたとされています。
神話のあらすじ
ある日、愛と美の女神アフロディーテとその息子エロスがユーフラテス川の畔を歩いていると、ゼウスに反逆する恐ろしい怪物ティフォーンが現れました。
ティフォーンは、地震を引き起こし、火を吹き、無数の頭を持つ巨大な怪物で、神々すら恐れる存在でした。
美の女神アフロディーテとその息子エロスは、テュポンから逃げるために姿を変えることにしました。
しかし、ティフォーンの力はあまりに強大で、どこに逃げても安全な場所はありませんでした。
そこで、彼らはユーフラテス川に飛び込み、二匹の魚の姿になって流れに身を任せることにしました。
神々の中には他にも動物に変身して逃げた者がいましたが、母子が助け合って行動したのはアフロディーテとエロスだけでした。
彼らは流れの中で離れ離れにならないように、リボンでお互いを結びつけたとも言われています。
アフロディーテとエロスの親子は、母子の絆の強さとその勇敢さをゼウスに称えられ、二匹の魚の姿が夜空に刻まれ、「魚座」となりました。
魚座の性格
アリエスの感想

アリエス羊子
アリエスから一言★
やぎ座のパーンのお話とも通じる神話ですね。
離れ離れにならないよう、リボンで尾を結び付けた親子の絆…。
どんなに危機的な状況でも、自分だけじゃなく大切な人を顧みて行動するというのが、とても情や、繋がりを感じるお話でした★