タロットカードの小アルカナは
4つのスート(ワンド、カップ、ソード、ペンタクル)に分かれており、それぞれがエースから10までの数札と、ページ、ナイト、クイーン、キングの4つのコートカードで構成されています。
このページでは、小アルカナ【ソード】の各カードの正位置と逆位置の意味を簡単にまとめます。
ソードの意味
象徴: 風
テーマ: 知性、思考、真実、コミュニケーション
ソードは、知性や論理、分析力、コミュニケーションを象徴します。このスーツは、思考の力や真実の探求、困難や葛藤に関連しています。
ソードのカードは、決断や対立、問題解決、真実の発見などを示します。
ソードのエース
- 正位置: 真実、知識、勝利、決意、破壊と創造。
- 逆位置: 誤解、混乱、失敗、破壊。


アリエスから一言コメント★
エースの中で一番の決断力を感じさせるのは、ソードのカードだよね!
冷静で知的な判断を行うソードのエースは、時に非情さも伴うよ。
ソードの上にある王冠は、権力争いを連想させるね。
ソードの2
- 正位置: 葛藤、決断、均衡、仲裁。
- 逆位置: 優柔不断、混乱、対立、葛藤。


アリエスから一言コメント★
ソードの2は、2つの物事の間にいる人物が描かれているよ。
目隠しをして、両手は重い剣を持っている。こんなんじゃ下手に動けない!
動いたとしたら自分も怪我してしまいそう…。今は決断を下せないよ~!って感じかな。
ソードの3
- 正位置: 悲しみ、失恋、痛み、三角関係。
- 逆位置: 三角関係、憂鬱、雨降って地固まる。


アリエスから一言コメント★
このカードはショックな事や悲しい事があった時に本当によく出てくる!
背景の雨は涙の象徴。深く傷ついた心を表しているよ。
ソードが言葉や情報を表す事から、情報の混乱や、言葉によるトラブルを意味する事も。
ソードの4
- 正位置: 休息、回復、瞑想。
- 逆位置: 焦り、不安、休息不足、少しずつ動き出す。


アリエスから一言コメント★
ちーーん!ってなってるカード。これは私は「休息カード」と呼んでいるよ。
とにかく疲れちゃったからお休みしたいっ!って時によく出てくるよ。
入院や療養、休戦などの「一時的な休息」という意味で出てくる事も多いんだ。
このカードが出たら無理しちゃダメよん。
ソードの5
- 正位置: 勝利、策略、犠牲。
- 逆位置: 和解、敗北、罪悪感。


アリエスから一言コメント★
残忍な顔をして剣を奪っている人物と、敗北者が描かれているよ。
空の雲もギザギザしていて、殺伐とした空気が漂っているね。
ここでの勝利はあくまでも一時的なもの。
強引なやり方で勝利しても、恨みを買うという大きなリスクを背負ってしまうんだ。
ソードの6
- 正位置: 移行、救済、旅。
- 逆位置: 抵抗、困難、移行の難しさ。


アリエスから一言コメント★
安全な場所へ船で移動する一行が描かれる。
画面や絵柄は暗い感じだけど、人物たちの服はオレンジと明るい配色になっているのが印象的。彼らは希望を持ってどこかに向かっているんだろうね。
空もグレーで、状況としてはまだまだあまり明るくない事が伝わってくるけど、困難から脱出する見通しが立ってきているね。
ソードの7
- 正位置: 策略、秘密、裏切り。
- 逆位置: 誠実、暴露、正直。


アリエスから一言コメント★
ソードの7は策略家のカードだよ。
自分のメリットを求めて計算する、ずる賢さがある人物が描かれているね。
でも背景は黄色で、意外と明るい印象があるのが、カードのリーディングの難しいところだけど…「嘘も方便」「嘘つき世渡り上手」って所かな。
ソードの8
- 正位置: 制約、束縛、無力感。
- 逆位置: 妨害、障害、困難。


アリエスから一言コメント★
身動きが取れない苦しい状態を表すのが、このソードの8のカードだね。
う~ん…道はぬかるんでいて、一歩でも進むと倒れて剣が体を傷つけそうで怖いね!
でも、慎重に少しずつ進めば、剣から離れていけそう。
ソードの9
- 正位置: 不安、悪夢、心配、苦悩、考えすぎ。
- 逆位置: 孤独、絶望、中傷。


アリエスから一言コメント★
不安で夜も眠れないよ~!という声が聞こえてきそうなこのカード。
「9」という数字は、その形から「頭でっかちの賢者」を表すとも言われているよ。
要するにこのソードの9カードも、少し考えすぎ!
悩む必要もない事や、悩んでも仕方ない事をずっと考えてしまってる状態なのかもね。
ソードの10
- 正位置: 終焉、苦しみ、絶望、終了。
- 逆位置: 回復、新たな始まり。


アリエスから一言コメント★
苦しい状況が、やっと終わった!っていうカードだね。でもなかなか壮絶な最期だったみたい。
ソードのカードは全体的に怖い絵柄が多いんだよねぇ。
終わりは始まり、という事で、逆位置だと背景の「黄金色の朝陽」に焦点が当たるよ。ここまで落ちたらもう上がるっきゃない!というような感じでポジティブな意味も出てくるんだ。
コートカード
タロットカードにおける「コートカード」のコートは宮廷という意味があり、コートカードとは宮廷にいる4人の人物が描かれています。
これらのカードは、人物や性格特性、役割を表すことが多いです。
ソードのペイジ(Page)
- 正位置: 好奇心、知性、新しい考え、用心深い、鋭い。
- 逆位置: 不安、情報の不足、遅れ、反抗的、冷淡、裏切り。
- 状況: 新しい機会、学びや研修、初心者の立場。
- 人物像: 学生、若者、見習い、初心者、スパイ。


アリエスから一言コメント★
このカード…好きすぎる。ペイジの中で一番イケメンだと私は思っております…。
コートカードってそれぞれ個性が出てて本当に素敵だよね!
頭が切れて、疑り深い…それがこのソードのペイジくんなんだ。スパイ的活動をしていると言われているよ。このカードが出たら、あなたの情報を得ようとしている人物を表すことも。
ソードのナイト(Knight)
- 正位置: 知的な追求、行動力、決断。
- 逆位置: 衝動的、冷淡、対立、攻撃的。
- 状況: 移動、挑戦、戦い。
- 人物像: 若者、中堅、実践者、リーダーシップを持つ人物。


アリエスから一言コメント★
ものすごい疾走感を感じさせるソードのナイトのカード!
抜いた剣は、戦う気満々って感じだね!
ソードは知性を表すから、いわゆる「シゴデキ」な人物を表しているよ。仕事が出来すぎて、ちょっと取っつき辛かったり、口調がキツイ事も…。
ソードのクイーン(Queen)
- 正位置: 独立、知恵、率直、頭脳明晰。
- 逆位置: 冷酷、批判的、孤立。
- 状況: 支援、感情的な問題。
- 人物像: 成熟した女性、母親、キャリアウーマン、未亡人、離婚した女性。


アリエスから一言コメント★
冷静でドライな判断を下す女性…それがソードのクイーン!
クイーンの中では最も男性的なエネルギーを持ち、社会に対しても切り込んでいける強さを持っているよ。
一見怖そうに見えるクイーンだけど、差し出された左手は、彼女が受容力も持ち合わせている事を示しているんだ。
ソードのキング(King)
- 正位置: 知識、権威、公正、高いプライド。
- 逆位置: 専制、権威主義、冷酷。
- 状況: 統率、管理、指導。
- 人物像: 成熟した男性、リーダー、経営者、権威者、官僚、裁判官。


アリエスから一言コメント★
厳しい表情をしたこの男性は、ソードのキング。絶対的な権力を持ち、時には冷酷とも思える判断を下すんだ。考え方は合理的で同情心を持たないため、関わる人を委縮させてしまう事も。
でも、会社のトップに立つ人物として見た時には、これほどまでに頼もしい人はいないかもね。
情を挟まずに、場面に応じて合理的な判断を下せる性質は貴重だよ。