かに座の神話

12星座

かに座(蟹座)の神話は、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの「十二の功業」の一つに登場する巨大な蟹に由来しています。

神話のあらすじ

ヘラクレスの誕生と贖罪

ペルセウスの孫であるアルクメーネーはたいへん美しい女性でした。

アルクメーネーを見初めたゼウスは、様々に言い寄りましたが、アルクメーネーはアムピトリュオーンとの結婚の約束を守り、決してなびく事はありません。

そこでゼウスはアムピトリュオーンが戦いに出かけて不在のおり、アムピトリュオーンの姿をとって遠征から帰ったように見せかけ、ようやく思いを遂げ、1夜を3倍にして楽しみました。

アルクメーネーは次の日に本当の夫を迎え、ゼウスの(神)の子ヘラクレスと、人の子イーピクレースの双子の母となったのです。


ヘラクレスは強くたくましく成長して行きました。

そして、ヘラクレスは、クレオーン王の娘メガラーを妻とし、二人の間には3人の子供が生まれました。

しかし、ゼウスの正妻である女神ヘラは、ゼウスの浮気によって生まれたヘラクレスを憎み続けていました。

ある時、ヘラがヘラクレスに狂気を吹き込んだことで、ヘラクレスは我が子とイーピクレースの子を炎に投げ込んで殺してしまいます。

その贖罪として、ヘラクレスはミュケーナイ王エウリュステウスから十二の試練を課されました。

その中の一つが「レルネーのヒュドラ退治」でした。

ヒュドラ退治

レルネーのヒュドラとは、ギリシャのレルネーという地に住む恐ろしい怪物で、九つの首を持つ巨大な水蛇で、触れただけで生きとし生けるものを絶命させる世界最強の猛毒を持っていました。

また、この怪物は、首を切り落としてもすぐに新しい首が生えてくるため、倒すのが非常に困難でした。

ヘラクレスを憎むヘラは、ヒュドラを助けるため、戦いの最中に巨大な蟹(カルキノス)を送り込みました。

この蟹はヘラクレスの足を挟んで邪魔をしようとしましたが、ヘラクレスはそれを踏みつぶし、簡単に退けてしまいました。

また、ヒドラも切り落とした首の切り口を焼く事によって再生できず、不死の頭を大石で押さえられてしまい退治されてしまいました。

かに座の誕生

ヘラは、自分の命令を忠実に果たそうとした蟹の勇敢さを称え、彼を星座として天に上げました。

これがかに座の由来とされています。


かに座は、この神話から献身、自己犠牲、家族愛の象徴とされています。蟹は力で勝つことはできませんでしたが、勇敢に戦ったことが称えられたという点が特徴的です。

かに座の性格

アリエス羊子の感想

アリエス羊子
アリエス羊子

アリエス羊子から一言★

蟹さん…(´;︵;`)

蟹さんは仲間のために一生懸命、必死で戦ったんだね…。

蟹さんには蟹さんの正義があって、ヘラクレスにはヘラクレスの正義があった。

いわば、これは正義と正義のぶつかり合い!

そんな中、仲間のために必死で戦ったんだね…。

蟹さんにとって、ヒュドラはとても大切な存在だった(だからこそ体を張って頑張った)のではないかな~と思いました。

かに座は「お母さんの星座」と言われるくらい母性的だと言われますよね。

母って時には、愛する子供や家族のためにはどんなに強く強大な相手にでも立ち向かう強さがありますよね。

そんな切なさを感じる神話でした。

ヒュドラ主人公にしたら、全く違う景色が見えてきますね。



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